退職理由に嘘をついても大丈夫?バレない?
本当の退職理由を話したくない…
嘘がバレたらどうなる?
本記事では、上記のような悩みを解決できます。
仕事を辞めるときに必ずと言っていいほど聞かれる退職理由ですが、真実を話すと辞めずらくなったり、スムーズに退職の手続きが進まないこともあるでしょう。
実は、退職理由は嘘でも全く問題ありません。そして嘘がバレてしまったとしても、全く問題ないです。
なぜなら退職に関する法律には、退職理由を必ずしも伝えなければならないという決まりはないからです。
実際に僕も嘘をついて会社を辞めたことがありますし、嘘をつくことは悪いことではありません。
この記事を読んでいただければ、退職理由の嘘がバレる原因や対処法・おすすめの退職理由などが理解できて、円満退社が可能になります。
退職理由について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
嘘の退職理由がバレる3つの原因と対処法【バレても大丈夫!】
退職理由に嘘をつくことはよくあることです。基本的にはバレることはありませんが、詰めが甘いとバレてしまうことも…。
嘘がバレる原因はいろいろありますが、主なパターンは下記の3つです。
- 人伝いにバレる
- そもそも嘘に無理がある
- SNSの投稿からバレる
それぞれ詳しく解説していきます。
人伝いにバレる
嘘が人伝いにバレるのは、退職理由に限らずよくあることですよね。退職理由も同じで、仲の良い同僚や、信頼している上司にだけこっそり伝えたはずが、気づいたら広まっているパターンです。
あなたが同僚を信頼して伝えたように、その同僚も「こいつだけなら…」と、つい話してしまうことはよくありますよね。
中には口の軽い人や退職をよく思わない人もいるので、そういう人に回ってしまったらもうお終いです。
絶対にバレたくないのであれば、退職するまで誰にも話さないようにしましょう。
どうしても伝えておきたい人がいる場合でも、事情を説明し退職後に話しましょう。
そもそも嘘に無理がある
退職理由の嘘はなんでも良いわけではありません。ありえないような嘘だとバレてしまいます。
例えば、結婚願望なく、恋人もいないと言っていた同僚が、いきなり結婚を理由に退職すると言い出したら不自然ですよね。もちろん人の考え方は変わるものですが、違和感は感じてしまうと思います。
他にも、親の介護や家庭の事情などは定番の嘘なので、見抜かれて詰められたらバレてしまう可能性も。
ですので、退職理由に嘘をつくときは、なるべくリアルな嘘の方が良いです。
SNSの投稿からバレる
SNSなら大丈夫だろうと安易に発信しないようにしましょう。一昔前と違い、現代はSNSが発達していて、多くの方がアカウントを持っている状況です。
つまり、いつどこで誰が見ているかわかないので、退職するまではSNSでの発信も控えましょう。仮に匿名でやっていたとしてもバレてしまう可能性はあるので。
嘘がバレたらどうなる?【何も問題ありません!】
万が一嘘がバレてしまっても何の処罰もありませんし、退職できなくなるといったこともありません。
なぜなら、「労働者には2週間前に退職の意思を伝えることで退職することが認められている」からであり、退職理由はどんな内容でもかまわないからです。
ですから、万が一に嘘がバレてしまったとしても、法的罰則や退職ができなくなることはないので、安心してください。
とはいえ、嘘がバレてしまうと退職までの期間が気まずくなったり、いやがらせなど何かしらのトラブルに発展する可能性があるので、なるべくバレないように気を付けましょう。
もし、「退職させない」「有給を消化させない」などと言われた場合は、労働基準監督署や法律事務所に相談すると良いでしょう。
おすすめの嘘と嘘をつくときのポイントや注意点を解説
適当に嘘をつくのは色々と面倒なことになりかねないので、しっかりと考えて計画性のある嘘をつくようにしましょう。
嘘の退職理由を伝えるときは、下記の3つを意識しましょう。
- あり得ない嘘はやめておこう!バレにくい内容にするべき
- 退職せざるをえないという理由にするべき
- 失業保険を受け取りたい方は注意が必要!
ありえない嘘はやめておこう!バレにくい内容にするべき
嘘の退職理由を伝えるときは現実的でバレないような内容にしましょう。万が一に嘘がバレてしまうと何かしらのトラブルに発展しかねないですからね。
先程も言いましたが、バレたからと言って退職できなくなったり、何かしらの処罰があるわけではありません。
ですが、嘘をついていたということを良く思わない人もいるでしょうし、退職を認めないと言われるかもしれません。
もうすぐ辞めるのに最後の最後で無駄にトラブル発生なんて面倒ですよね。気持ちよくスムーズに終わらせるためにもバレる可能性の低い嘘にしておきましょう。
退職せざるをえないという理由にするべき
嘘の退職理由を伝える場合には「退職理由せざるを得ない」ということを明確にしましょう。
ここがはっきりとしていないと引き留めに合う可能性があるからです。
そして、なるべくポジティブな内容にしましょう。会社のせいではなく、あくまで自己都合であり、申し訳ないという雰囲気を出すことが大切です。
たとえば、
- 身内の介護のため
↓
介護休暇を与える
- 体調不良のため退職したい
↓
しばらく休暇を与える、回復するまで待ってあげる
こんな感じで引き留められる可能性があるので。
ですので、今の会社にはいられない、辞めざるを得ない状況だということを明確にして、理解してもらいましょう。
もう既にあなたの中では退職するということが決まっているのに、嘘の退職理由のせいで引き留められても困りますよね。
そうならないためにも退職理由はしっかりと考えてから伝えるようにしましょう。
予め聞かれそうなことを想定しておき、それに対する答えも考えておくとスムーズに話が進むのでいいですよ。
失業保険を受け取りたい方は注意が必要!
失業保険を受け取りたい方は、転職先が決まっているという嘘はやめておきましょう。離職票によって嘘がバレる可能性があるので。
失業保険を受け取るには、離職票(会社が退職者に発行する書類)が必要です。転職先が決まってる場合は、失業保険は受け取れないので離職票も不要になります。
それなのに、会社に離職票の発行をお願いすることで、「なぜ?転職先が決まっているんじゃないの?」と嘘がバレてしまう可能性があります。
ですので、失業保険を受け取りたい方は、転職先が決まっているという嘘はやめておきましょう。
おすすめの退職理由3選
「どんな嘘をつけばいいのかわからない」という方に向けて、おすすめの退職理由を3つ紹介します。
やりたいことがある
他にやりたいことがあるから退職したいという理由です。
たとえば、
- 他業種の仕事に挑戦したい
- 資格を取得するために勉強をしたい(学校に通うなど)
- 起業したい
みたいな感じで幅広く使えます。
これなら、今いる会社では実現不可能ですし、会社や人間関係などにマイナスな印象も残らないので、一番使いやすい建前ではないかなと思います。
ちなみに僕も会社を辞める時に、他業種の仕事に挑戦したいからといって辞めました。
人手不足の会社でしたので引き留められはしましたが、最終的には頑張れよという感じで送り出してもらえたので結構おすすめです。
引越しをする
引っ越しを退職理由にする場合は、今の会社と転職先が離れていることが条件になります。
少し限定的な理由ですが、
- 両親の今後なども考えて地元で働きたい
- 夫または、妻の都合で引っ越しをする必要がある
- 実家の仕事を手伝う、もしくは引き継ぐ
こんな感じかなと思います。
誰でも使えるというよりは、結構人を選ぶ限定的な理由なので注意が必要です。
嘘をつくときは100%の嘘よりも、真実を織り交ぜた嘘の方が信憑性が上がるので、似たような状況にいる方や内容に信憑性が感じられる方は使てみるのもありですね。
体調不良
体調不良を理由にする場合は、下記のような内容になります。
- 肉体的な理由(腰痛など)
- 精神的な理由(うつ病など)
- 持病がある
仕事の内容によって理由も色々変わってくると思います。軽度の体調不良であれば、回復するまで待つと言われる可能性もあるので、「すぐには回復しない」「退職して休養する」という意志をハッキリと伝えましょう。
とにかく、仕事の継続が困難であるということを理由にしましょう。
しかし、最初の2つと比べると嘘がわかりやすいと思いますので、体調不良を理由にする場合はより注意が必要です。
おすすめできない退職理由は【寿退社と身内の介護】
おすすめの退職理由とは逆に、おすすめできない退職理由は寿退社と身内の介護です。
それぞれ解説していきます。
寿退社
寿退社はポジティブな理由ですし、祝福されて円満退社できると思います。しかし、寿退社を理由に退職を伝えた場合、下記のような引き止めにあう可能性があります。
- 退職する必要があるのか?
- 雇用形態を変えるから退職しないで欲しい
上記のような引き止めに対応できる嘘を用意する必要があります。また、結婚祝い金を支給している会社なら、なおさら嘘がバレる可能性が高まります。
身内の介護
身内の介護がおすすめできない理由は、下記の通りです。
- 介護休暇を与えると言われる
- 実家に連絡される可能性がある
- 退職しなければならないほどの状況を作る必要がある
つまり、引き止められる可能性があるだけではなく、嘘をつくのが大変だからです。
まず、退職しなければならないほどの理由を考えなければならないのと、状況を詳しく聞かれた時にいろんな嘘をつく必要があります。
もちろん、他人が触れにくい理由なので、深くは追求されない可能性もあると思いますが、なるべくリスクは減らしたいですよね。
退職理由は本当のことをいう必要はない!嘘をついても大丈夫!
退職理由は嘘をついても大丈夫です。
なぜなら、退職に関して民法では以下のように定められているからです。
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用元e-Gov法令検索
つまり、退職の2週間前に伝えれば、理由はなんでもOKということです。
法律上、退職理由を説明しなければならないという決まりはないので、そもそも退職理由を伝える必要はないのです。
それでも、円満退社したいと思うので、それっぽい退職理由をつけて辞めるわけです。嘘の退職理由を伝えることは決して悪いことではないので、必要に応じて嘘をつくことも大切ですよ。
むしろ真実を伝えてややこしくなるのであれば、嘘をついた方がお互いのためにもなるでしょう。
2人に1人は退職理由に嘘をついている
それでも、「やっぱり嘘をつくことに後ろめたさや罪悪感を感じる…」という方もいるでしょう。
そもそも日常で嘘をつくことが、あまり良いことではないとされているので、そう思うのも仕方ありません。「正直であることが美徳だ」みたいな雰囲気がありますよね。
しかし、実は退職者のほとんどの方が嘘の退職理由を伝えています。
下記のグラフは、退職理由に関するアンケート結果です。
引用元:INOUZ Times
このグラフを見てわかるように6割くらいの方が嘘の退職理由を伝えているようです。
この他にも退職理由に関するデータをいくつか見てみましたが、どれも半数くらいの割合で嘘をついているという結果になっていました。
実際に僕も嘘の退職理由で仕事を辞めたことがありますし、僕の周りの人達も嘘をついている方のほうが多かったです。
つまり、嘘をつくことに後ろめたさを感じる必要は全くないですよ。
むしろ円満退社には嘘が必要な場合も多い。
嘘も方便!円満退社には嘘が必要なこともある
真実を話して円満に退職できるのであればそれがベストですが、なかなかそううまくはいきません。
やはり円満退社を目指すなら、嘘が必要な場合もありますよ。
真実を伝えたことによって、退職しづらくなったり、トラブルが起きてしまっては本末転倒ですからね。
たとえば、
人間関係に問題があり退職したい
↓
嘘をつくことに抵抗があるので真実を伝える
↓
改善すると言われ辞めずらくなる、今よりも悪化する可能性も
↓
辞めれたとしても退職までの期間が気まずくなる、嫌がらせにあってしまう
こんなことになってしまう可能性もあるので、ときには嘘も必要ですよ。
しかし、それでも嘘をつくことに引け目を感じてしまうのであれば、退職後にお世話になった方にこっそり伝えると良いのではないでしょうか。
僕は過去に人手不足で退職しづらい状況の会社を辞めたことがあるのですが、そのときは仲の良かった同僚や先輩には真実を話していました。
僕もお世話になった方に嘘をついたまま辞めるのは罪悪感があったのでそうしましたが、辞めた後も続く関係性ではなかったので正直、今となっては嘘をついたままでも良かったなと思いますね。
どうしても無理なら退職代行に頼るのもあり
やっぱり嘘をつくのが苦手だ…
そもそも退職の話を切り出せない…
引き止められるのが目に見えている、確実に辞めたい…
こんな方におすすめなのが、退職代行サービスです。
退職代行サービスとは、退職希望者の退職をサポートしてくれるサービスです。
代行業者によっては退職届を代わりに提出してくれたり、即日退社が可能なところもありますよ。
多少の費用は掛かってしまいますが、「絶対に退職したい」と悩んでいる方は検討してみてはいかがでしょうか。
依頼から退職までの流れを解説!退職代行でストレスなく退職しよう